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outdoorGardening

It All Begins With the Soil
すべては土から始まる 
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物理的防除法

 穴の開いたギボウシの葉から伸びている粘液の跡は栄養充分になったカタツムリかナメクジがいることを示します。こんな栽培中の問題と向き合うとき、物理的防除法は最も実践的な方法です。害虫を手でつかむときには、害虫と1対1で向き合い。黒い斑点のバラの葉を切り落とすときには、病気と向き合うことになります。
 手やピンセットでつかむ方法は、害虫を駆除する最良の方法の一つです。


 ナメクジは暗い湿った場所を好むので、ナメクジの気になるポイントに数枚の板を置いておけば、午後の中頃にはたくさんのナメクジが捕れます。捕まえたら、地面に置き足で踏み潰すのが最も効果的です。ジッパー付きポリ袋に害虫を入れ、直射日光に当てるという方法もあります。しっかりジッパーを閉めて袋を置いておくと数時間で害虫は死にます。せっけん水の入ったびんを使うガーデナーもいますが、新たな害虫を入れるとき、まだ死んでいない昆虫が飛び出すことがあります。
 マメコガネを手でつかむのが嫌ならば、ポリ袋の上で被害にあっている花を軽く振り、虫を袋の中に落とします。ガーデナーの中には花に付いた害虫に腹を立て、2、3匹しかいない場合には、手で押しつぶすのを好む人もいます。また、せん定ばさみで憎い敵を半分に切ってしまう人もいます。どんな方法を選ぶしろに、まずは庭に出て目に付いた害虫を駆除しましょう。
 摘み取りや刈り込みも、物理的防除法の一つです。問題がいくつかの葉や枝に限定されている場合には、患部を切り取るか摘み取って処分し、被害の拡大をおさえることができます。ただし、決して害虫が寄生している部分を堆肥の山に加えないでください!


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